顔写真を公開、勝手に現金を引き出した詐欺師2人 20~30代、30~40代の出し子 正面から撮影された眼鏡の黒髪男ら

(左から)1月17日の事件の出し子、1月26日の事件の出し子(いずれも県警提供)

 埼玉県警は1日、今年に県内で発生した2件の特殊詐欺事件に関与したとされる容疑者の男2人について、公開捜査を行うと発表した。公開捜査は警察庁との合同で今年で3回目。埼玉県警のほか、千葉、神奈川、大阪、奈良、山口、福岡の7府県警でも同時に行う。

 県内での1件目は今年1月17日、川越市内のコンビニなどにおいて、不正に入手した他人名義のキャッシュカード4枚を使用し、ATMから現金計173万3千円を引き出した事件。公開された容疑者は出し子で年齢30~40代、黒髪で黒色のジャンパー、白マスクを身に着けていた。

 2件目は同月26日、東京都墨田区内の金融機関のATMにおいて、同日に朝霞市内で発生した還付金詐欺事件の被害金など87万8千円を引き出した事件。容疑者は同じく出し子で、年齢20~30代、黒髪で黒色コート、黒マスク、眼鏡を身に着けていた。

 それぞれの事件について、県警はホームページでも情報公開を行っており、広く情報提供を呼びかけている。

 情報提供先は、県警捜査2課の特殊詐欺総合対策本部(電話048.832.0110)、または最寄りの警察署へ。

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