共同通信社に不正アクセス 職員らの情報、漏えいの恐れ

 一般社団法人共同通信社(東京都港区)は2日、本社サーバー機器が外部から不正アクセスを受け、グループ会社を含めた職員ら4313人の個人情報が漏えいした恐れがあると発表した。取材に関する情報は含まれておらず、不正利用などの二次被害も確認されていない。

 共同通信によると、漏えいの恐れがあるのは職員の氏名、メールアドレス、社員番号、部署など。7月22日にサーバーで不審な動作を認知した。個人情報保護委員会へ報告を行うとともに、第三者機関に調査協力を依頼した。これまでの調査で、不正アクセスがあったことは判明したが、外部流出を示す証拠は見つかっていない。

 共同通信は「今回の事態を重く受け止め、今後もセキュリティー対策の強化に取り組んでまいります」としている。

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