佐野高、センバツ21世紀枠に推薦 秋8強、「文武両道」も評価 県高野連、来春大会本県候補に決定

秋季県大会で好投した佐野の松井悠人=9月、清原

 県高野連は2日、来年3月18日に開幕する第96回選抜高校野球大会21世紀枠の本県候補校として、佐野を推薦すると発表した。同校の推薦は初。

 推薦理由を「文武両道を掲げ、少ない人数の中で練習を工夫しチーム力を高め、秋季県大会でベスト8の好成績を収めた」とした。

 佐野の秋8強は72年ぶり。初戦の2回戦で上三川に快勝し、3回戦では足利に競り勝った。準々決勝では白鴎大足利に敗れたものの、ベンチ入りメンバー11人が持ち味を発揮した。

 出場32校を決める選考委員会は来年1月26日に開かれ、21世紀枠はこれまでの3校から2校となる。県内では今春の選抜大会に石橋が21世紀枠で選出され、春夏を通じて初の甲子園出場を果たした。

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