三菱商事、純利益は35%減 中間決算、資源価格の下落響く

記者会見する三菱商事の中西勝也社長=2日午後、東京都千代田区

 三菱商事が2日発表した2023年9月中間連結決算は、売上高に当たる収益が前年同期比10.8%減の9兆5610億円、純利益は35.3%減の4660億円だった。権益を持つ製鉄用の石炭など資源価格の下落が響いた。

 大幅な減益となったが、前年同期に次ぐ過去2番目の大きさ。中西勝也社長は東京都内で開いた記者会見で「各事業で着実に利益を積み上げ、引き続き高い利益水準を維持している」と述べた。

 年間配当は従来予想の1株当たり200円から210円に引き上げた。来年1月1日には1株を3株に分割する。株式の流動性を高め、投資家層の拡大を図る。

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