日立、半導体子会社を売却 ミネベアミツミに400億円規模

 日立製作所は2日、電力を制御するパワー半導体を開発、製造する子会社の日立パワーデバイス(茨城県日立市)を、電子部品大手ミネベアミツミに売却すると発表した。売却額は400億円規模。時期は未定で、早期の実行を目指す。

 パワー半導体は自動車や鉄道、家電製品などに幅広く使われ、今後も市場拡大が見込まれている。日立パワーデバイスは、パワー半導体に注力するミネベアミツミの傘下に入り、生産能力の拡大や生産性向上に取り組む。

 日立パワーデバイスは、日立市と福島県南相馬市、山梨県中央市で工場を運営している。

© 一般社団法人共同通信社