“ハエが飛ぶ”葬儀場で棺の中に2人の遺体 カメラが内部へ 身寄りない男性か 岡崎市は一時保管を依頼しておらず…今も新しい棺が 愛知

1日、愛知県岡崎市六名本町にある営業していない葬儀場「やすらぎ葬祭 六名店」で、棺に入った2人の遺体が見つかりました。遺体はいずれも男性で一部腐敗していて、うち1人は60代から70代くらいとみられています。

2日にCBCテレビのカメラが経営者から許可を得て、葬儀場の中に入りました。

(高阪一世記者)
「2人の遺体はこちらの部屋に置かれていて、今も新しい棺が置いてあります」

葬儀場の経営者によりますと、資金繰りが困難で、現在は営業していない状態で別の業者が遺体の安置場として使っていました。

また、捜査関係者によりますと、見つかった遺体は身寄りがなく自治体が業者に一時保管を依頼した上で、遺体の引き取り手を探している最中だったということです。

そもそも身寄りのない遺体は、誰が火葬などを行うのでしょうか。愛知県岡崎市に聞くと…

(岡崎市地域福祉課・清水永久係長)
「(身寄りのない遺体は)市の方で戸籍を調べて引き取り手がいないか確認する。(疎遠の親族などから)『もう引き取ってください』ということであれば、(市から)葬儀会社に依頼して保管してもらう」引き取り先がない遺体は、市の方で火葬埋葬する」

今回見つかった遺体は、岡崎市が保管を依頼したものではないということですが、警察は経緯などを詳しく調べています。

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