鎮火まで約10時間 産廃処理施設で火事 山林の下草や重機にも燃え移る【長野市】

2日朝、長野市の産業廃棄物を処理する工場で火事がありました。火は周辺の山林など広い範囲で燃え続け、鎮火までおよそ10時間かかりました。
午前6時すぎ、交通量の多い国道19号脇の工場から、炎と煙が上がっていました。火事があったのは、長野市篠ノ井山布施の産廃処理業者・直富商事・秋古工場です。午前5時半すぎ、「建物の外の産廃が燃えている」と従業員から通報がありました。

◆記者
「現場では積み上げられた産業廃棄物を重機を使って崩しながら消火活動が行われています」

現場には産業廃棄物が大量に積まれていて、激しく煙が上がる中、消火活動が続きました。消防によりますと燃えた産業廃棄物はおよそ600立方メートルにのぼります。さらに、山林の下草およそ300平方メートルのほか、杉の木40本や重機にも燃え広がりました。けが人はいませんでした。

■近くの店の人
「ちょっと心配だったけど、幸いに風がなくて黒い煙も上へ上へで、横に流れていなかったから、ちょっと一安心で」

廃棄物が燃え続け消火活動に時間がかかり、通報からおよそ10時間がたった午後3時40分すぎに鎮火しました。

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