ナショナルチームの荒木優奈と手塚彩馨は涙の敗退/最終プロテスト

ナショナルチーム所属の荒木優奈。マスクをしてプレーしていた※撮影は最終プロテスト2日目(撮影/石井操)

◇国内女子◇最終プロテスト 3日目(2日)◇JFE瀬戸内海GC (岡山)◇6419yd(パー72)

荒木優奈(宮崎・日章学園高3年)のプロテスト初挑戦は涙のカットライン落ちで終わった。世界アマチュアランキングでは最上位(3位)の馬場咲希(東京・代々木高)に次ぐ2番手の9位につけ、2022年「日本ジュニア」(15歳~17歳の部)の優勝者でもある18歳。昨年から所属するナショナルチームのメンバーとして、プロテストは最終ステージからの挑戦だった。

初日は5アンダーで回って5位発進と上々のスタートを切ったが、2日目に1バーディ、6ボギー1ダブルボギーの「80」をたたいて後退。初日から体調が悪かったとし「きのう(2日目)が一番悪かった」とマスク姿でプレーをしていた。

3日目は3オーバー71位からのスタートで前半に3つ伸ばしたが、後半2番でダブルボギーを喫した後にボギー4つをたたき「75」。最終ラウンド進出のカットラインに1打及ばない6オーバー82位に終わった。「前半は良かったけど後半で落としてしまって。悪かったのも、自分の体調管理のせい。今はもう何も考えられない」と目から涙をこぼした。

同じく2022年からのメンバーに所属する手塚彩馨(長野・佐久長聖高)も6オーバー82位で終え、最終日に駒を進められなかった。3オーバー71位から、この日は1バーディ、4ボギー「75」とスコアを落とした。初挑戦にピリオドを打ち、うつむいて会場を離れた。(岡山県笠岡市/石井操)

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