横須賀の2地域で小学校統合へ 田浦小を長浦小に、走水小を馬堀小に

横須賀市立馬堀小学校への統合が妥当とされた市立走水小学校=2日、横須賀市走水2丁目

 横須賀市立小中学校の適正配置を巡り、市立小中学校適正配置審議会(委員長・出石稔関東学院大教授)は2日までに、田浦小(同市田浦町)を長浦小(同市安針台)に、走水小(同市走水)を馬堀小(同市馬堀町)に統合することを妥当とする答申を市教育委員会に提出した。市教委は今後、地元説明会を開いた上で、教育委員会議で審議し、早ければ年明けにも統合を正式決定する方針。実際の統合は2025年度以降になる見通し。

 市教委が同日の同会議で報告した。答申は10月31日付。

 市教委は「田浦」「走水・馬堀」の2地域の学校のあり方について、昨年5月に同審議会に諮問していた。

 答申では、田浦地域について田浦小(児童数130人)と長浦小(同140人)が小規模であることや、施設が老朽化している田浦小の建て替えが困難であることなどから長浦小への統合を妥当とした。

 走水・馬堀地域については、走水小(同32人)と馬堀小(同263人)とも児童数が少なく、特に走水小は市内で唯一、二つの学年を1学級とする「複式学級」があることから馬堀小への統合を妥当と判断した。

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