『ドライブ・マイ・カー』の音楽を製作した石橋英子が、来たる12月18日(月)、19日(火)に広島クラブクアトロで『ドライブ・マイ・カー』の音楽を再現するライブ『Eiko Ishibashi Band plays Drive My Car Live in Hiroshima』を開催する。主催のSTEREO RECORDSからのコメントは以下の通り。
神鳥孝昭(STEREO RECORDS)コメント
2021年に濱口竜介監督が村上春樹の同名小説を映画化した「ドライブ・マイ・カー」は、世界中の人々を魅了し、カンヌ国際映画祭やアカデミー賞など各部門で数多くのを受賞してきました。
ロケ地に選ばれた広島は「原爆という傷から復興した街」と「妻を亡くした主人公が再生していく」という映画のコンセプトと重なったと伺っています。
実際にあの映画の物語と広島の風景は分かち難い一つのイメージとなって多くの人の心に刻まれたことと思います。
音楽を製作したのは音楽家の石橋英子です。サウンドトラックも発売され、車で聴いている人も少なくないのではないでしょうか? 石橋英子と共に音楽を製作した、ジム・オルーク、山本達久、マーティ・ホロベックに、藤原大輔、松丸契、ermhoiを加えた7人のバンド編成でのスペシャル・ライブが広島で2日間に渡って開催されます。
広島の夜景とともに駆け抜けていた音楽が、実際に広島の地でライブで演奏される事を望んでいました。
当日は『ドライブ・マイ・カー』の楽曲を中心に石橋英子の世界を堪能出来る一夜となっています。傷ついた多くの人々の心に届いた喪失と再生の物語が音楽によって蘇る二日間になりますように。