野党は2日、所得税減税を柱とした政府の経済対策について「ばらまきだ」「場当たり的で効果がない」と批判した。立憲民主党の泉健太代表は福島市で記者団に「即効性に欠ける。賃上げ対策を重点的に行うべきだ」と訴えた。
立民の長妻昭政調会長は会見で、防衛費増額のための増税を念頭に「減税は増税イメージを払拭するため以外の何物でもない」と非難した。
共産党の志位和夫委員長は会見で「消費税減税に踏み切るべきだ」と主張。日本維新の会の馬場伸幸代表は経済対策の財源を「身を切る改革」で確保する必要があるとした。
国民民主党の玉木雄一郎代表は「物価高で困っている国民に速やかに行き渡るかが心配だ」と述べた。
