11月2日(木) 東京六大学野球秋季フレッシュトーナメント 東大戦 @明治神宮野球場
初戦の法大戦に勝利した慶大は東大と対戦。打線が3回に先制点を奪うと、投手陣が4人での完封リレー。東大打線を寄せ付けず、3ー0で勝利した。これでブロック戦を2戦2勝とし、11月3日の決勝戦に駒を進めることとなった。
1 2 3 4 5 6 7 8 9 計 東大 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 慶大 0 0 1 1 0 0 0 1 0 3
◆慶大出場選手
打順 守備位置 選手名 1 [9] 小原大和(環1・花巻東) 2 [7] 権藤大(商2・慶應) 3 [2] 坪田大郎(商2・慶應) 4 [5] 今泉将(商2・慶應) H 小堀政泰(商2・慶應) 5 有馬孝太(政2・鎌倉学園) 5 [指] 吉野太陽(法1・慶應) H指 上江洲礼記(商2・小山台) H指 宮原慶太郎(商1・慶應) R 今津慶介(総1・旭川東) 6 [4] 二宮慎太朗(商2・慶應) 7 [3] 小山春(政2・鎌倉学園) 8 [6] 宮澤豪太(文2・県立長野) 9 [8] 横地広太(政1・慶應) [P] 栗林兼吾(商1・小山台) 宮腰悠生(環1・慶應) 坂中大貴(商2・高松商業) 広池浩成(経1・慶應)
慶大バッテリー:栗林兼、○宮腰、坂中、広池ー坪田
東大バッテリー:●渡辺、前田ー杉浦
慶大本塁打:なし
東大本塁打:なし
本日の慶大先発は栗林兼吾(商1・小山台)。秋のリーグ戦でもベンチ入りした期待の新人だ。対する東大先発は渡辺向輝(理Ⅱ2・海城)。元ロッテ・渡辺俊介氏を父に持つ下手投げ右腕だ。両投手とも順調な立ち上がりを見せ、2回をそれぞれ無失点に抑えた。
ピンチを抑え、拳を握る栗林兼
試合が動いたのは3回。栗林兼が2つの四球を出しながらも0点に抑えると、その裏、先頭の権藤大(商2・慶應)が四球で出塁。続く3番・坪田大郎(商2・慶應)の当たりが右中間への二塁打となり、無死二、三塁のチャンスをつくる。ここで4番・今泉将(商2・慶應)が適時遊安打を放ち、先制点を挙げた。しかし後続が打ち取られ、追加点とはならなかった。
その後も4回に押し出し四球で1点を追加。慶大の投手は4回から宮腰悠生(環1・慶應)に代わると、7回までの4イニングを無失点。先発の栗林兼に続き好投を見せた。
4回無失点の好投を披露した宮腰
8回表はこの回から登板の坂中大貴(商2・高松商業)が9球で三者凡退に抑える。するとその裏、2本の安打と四球で2死満塁のチャンスをつくり、打席には途中出場の宮原慶太郎(商1・慶應)。3球目を打つと打球は中前への適時打となり、貴重な追加点を奪った。
適時打を放つ宮原
最終回のマウンドには広池浩成(経1・慶應)。法大戦でも最終回での登板となった守護神だ。その広池がきっちり締め、ゲームセット。2試合続けての完封リレーを完成させた。
打線がチャンスで着実に得点し、投手陣が最後までホームを守り抜いた一戦。Bブロック1位として、3日の決勝戦に進む。相手は立大。ブロック戦では早大にコールド勝ちを収め、1勝1敗で決勝に進んだ。その立大は西川侑志(社会2・神戸国際大附属)や丸山一喜(コミ1・大阪桐蔭)など、秋季リーグ戦にも出場のあった選手の先発が予想される。ブロック戦を順調に勝ち抜いた慶大が、秋季リーグ戦に続く優勝を勝ち取れるのか。慶大の真価が問われる一戦となる。
(記事:工藤佑太、写真:大泉洋渡、ウジョンハ)