<レスリング>【2023年世界選手権・レビュー(20)】女子76kg級/優勝選手・表彰式・闘いのあと

(2023年9月16~24日、セルビア・ベオグラード)


【女子76kg級】
鏡優翔(Kagami, Yuka=日本)

※略歴は《世界選手権代表選手略歴》参照


■鏡優翔の話「今日は人生で最も幸せな日です。日本の競争は厳しいですが、世界の競争はさらに厳しいです。私は自分に限界を設けず、目標を設定しました。これまでウィニングランのチャンスになると負けていました。頭の中でウィニングランする自分の姿を描いてきました。今まで見ている景色とは違った。周り中がキラキラ輝いて見えた。幸せなウィニングランでした

去年12月にけがをして、回復まで6ヶ月かかりました。毎日息を切らし、泣きながら練習していました。(最重量級の優勝は2003年の浜口京子以来で)これまでの最重量級の人の思いを実現できてうれしい。日本の重量級は駄目だと言われていたけど、壁は自分が取っ払ってやろうと思っていました」


《1回戦~決勝の成績》トーナメント表
決 勝 ○[負傷棄権、5:06=8-0]Medet Kyzy, Aiperi(キルギス)
準決勝 ○[5-2]Marin Potrille, Milaimys de la Caridad(キューバ)
3回戦 ○[4-1]Gray, Adeline Maria(米国)
2回戦 ○[6-0]Huang, Yuanyuan(中国)
1回戦 ○[フォール、2:38=8-0]Gaucaite, Kamile(リトアニア)


【表彰式】

[2]Medet Kyzy, Aiperi(キルギス)
[3]Renteria Renteria, Tatiana(コロンビア)
[3]Gray, Adeline Maria(米国)
[5]★Marin Potrille, Milaimys de la Caridad(キューバ)
[5]Axente, Catalina(ルーマニア)

※オリンピック出場枠は1~3位と、★印の5位選手が獲得

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