【インド】キッコーマン、インド食材との相性評価開発[食品]

キッコーマンは1日、インドの食材と調味料の相性を科学的に評価するシステム「KIP(キップ)」を開発したと発表した。インド市場向けのシステムとなり、同国で一般的に使われる食材とキッコーマンしょうゆとの相性を分析した上で、インド市場での販促と新商品の開発に役立てる。

KIPは、「Kikkoman IngredientsXSeasoning Pairing System」の略称となる。キッコーマンはしょうゆの香りや風味といった特徴を把握し、組み合わせのよい食材や食事を研究してきた。この「食の相性評価」を応用し、KIPを開発した。

具体的には、▽インド料理のレシピ3,300種類を調査し、頻繁に消費される食材と調味料を選定▽選定した食材と調味料の香り成分を13種類のアロマタイプに分類▽インドのプロのシェフ254人を対象に食材と調味料の相性に関するアンケートを実施——の過程を経て、相性スコアを算出しつくり上げた。KIPの妥当性については、インドのプロのシェフ53人に官能評価試験を受けてもらい、確認した。

KIPによると、しょうゆと鶏肉やマッシュルームは特に相性がいいことが分かった。しょうゆだけでなく、ココナツとガーリック、トマトペーストとライスの組み合わせもいいという。

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