「キンボール」日本代表に 茨城・かすみがうらの佐賀さん 4、5日にアジア杯

キンボールスポーツのアジアカップ2023に出場する佐賀右弥さん

韓国で4、5日に開かれるキンボールスポーツのアジアカップ男子日本代表に、茨城県かすみがうら市牛渡の会社員、佐賀右弥さん(25)が選ばれた。「アジアカップは2連覇中。記録を伸ばしたい」と意気込む。

キンボールスポーツは1986年にカナダで考案された。20メートル四方のコートに4人一組の3チームが入り、直径122センチ、重さ1キロの巨大なボールを床に落とさないよう打ち合う。子どもから大人まで幅広く楽しめる一方、国際試合は展開が速く、俊敏な動きと高度な状況判断が必要という。

佐賀さんは土浦日大高のバレーボール部出身。大学時代にキンボールスポーツを知り、奥深さに魅了された。東京を拠点に活動するクラブチーム「アウローラ」に所属し、2019年に初代表入り。週末は都内に通い、地元でサツマイモの生産・卸売会社に勤める傍ら、仲間と練習を続ける。

競技人口が少ないため、佐賀さんは「将来は地元の仲間と連盟を立ち上げ、普及に努めたい」と話した。

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