新たなやりがいを見つけ、加齢により心身の働きなどが弱くなる「フレイル(虚弱)」を予防しようと、元大相撲力士の大岩戸義之さん(42)が10月30日、横浜市戸塚区の有料老人ホーム「クラシック・コミュニティ横浜」を訪れ、入居者らに四股の踏み方やすり足など相撲の基本動作を伝授した。
大岩戸さんは手始めにまわしの締め方を教えたほか、塵手水(ちりちょうず)や四股など、相撲独自の所作の意味や現役時代の裏話などを披露。入居者ら46人は椅子の上で実際の動きをまね、身体のバランスが自然に整って力が入りやすくなることに驚きや感嘆の声を上げていた。