花の湯が事業停止 東根、任意整理へ

 帝国データバンク山形支店、東京商工リサーチ山形支店によると、東根市の「花の湯ホテル」を運営する花の湯(元木章社長)は、2日までに事業を停止した。今後任意整理を進める予定で、負債額は約4億円。新型コロナウイルス関連倒産に当たる。

 1913(大正2)年創業で、73(昭和48)年に法人化。92年の「べにばな国体」に向けて改装し、ピークとみられる93年5月期には5億9400万円の売り上げを計上した。長期不況や東日本大震災などの影響で売り上げは落ち込み、コロナの影響で2022年には売上高が2700万円まで減少した。23年も業績回復は進まず、事業継続を断念した。

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