加治遥や西郷里奈、伊藤あおいの上位3シードと清水映里が4強![全日本テニス選手権]

加治遥ら女子シングルスの4強出そろう

11月2日、「三菱電機ビルソリューションズ 全日本テニス選手権98th」(東京・有明/10月28日~11月5日)の女子ではシングルス準々決勝4試合とダブルス準々決勝2試合が実施。シングルスでは、加治遥(島津製作所)や西郷里奈(東急スポーツシステム)、伊藤あおい(SBCメディカルグループ)の上位3シードと第7シードの清水映里(東通産業)が4強入りを果たした。

第1シードの加治は、予選から唯一勝ち上がった早稲田大学2年の宮田萌芳と対戦。「自分は走れるタイプだから、走らされたからといって自分から攻め急ぐ必要はないし、ラリーしながら戦えるという自覚ができた」と加治が言うように、宮田の攻撃に対して一発のカウンターばかりを狙うのではなく、しっかり受け止めてラリーを続けてポイントを獲得。隙のないテニスで、相手にブレークポイントを与えることなく6-3、6-0で完勝し、4年ぶり3度目の準決勝進出を果たした。

その相手となるのは、第7シードの清水。準々決勝では、第4シードの小堀桃子(橋本総業ホールディングス)を6-2で6-0で下し、4年ぶりの4強。「相手の力を利用したり、無理しないで自分のミスを減らしていこうと考えていた」と小堀のショットをうまく利用し、丁寧にボールを打ち分けた。出場するからには優勝は目指しているとしつつも、「大会を通して、自分のテニスが少しでも成長できるように一戦一戦チャレンジしていきたい」とした。

また、ボトムハーフでは第2シードの西郷と第3シードの伊藤がシードを守って4強。初の決勝をかけた準決勝を戦う。

2日に行われた女子シングルス、ダブルスの結果は以下の通り。

<女子シングルス3回戦>

○加治遥(島津製作所)[1] 6-3 6-0 ●宮田萌芳(早稲田大学)[Q]

○清水映里(東通産業)[7] 6-2 6-0 ●小堀桃子(橋本総業ホールディングス)[4]

○伊藤あおい(SBCメディカルグループ)[3] 7-5 3-6 6-2 ●佐藤南帆(三田興産)[6]

○西郷里奈(東急スポーツシステム)[2] 7-5 6-2 ●倉持美穂(SBCメディカルグループ)[10]

<女子ダブルス準々決勝>

○今村咲(EMシステムズ)/佐藤南帆(三田興産)[3] 6-2 6-4 ●吉岡希紗(フリー)/奥脇莉音(橋本総業)

○光崎楓奈(フリー)/松田美咲(橋本総業) 6-0 6-3 ●小堀桃子(橋本総業ホールディングス)/森崎可南子(橋本総業ホールディングス)[2]

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