スピードワゴン・井戸田潤「ダサいと馬鹿にされたバイクは呪いのバイクだった?」

お笑いコンビ・スピードワゴンの井戸田潤が2日、都内で『ハンバーグ師匠のモトライフ』(ワニブックス)の発売記念イベントを開催した。

同作は井戸田は日本一有名なバイクとなったSLP号をはじめ、自身が所有するバイクを徹底解剖を行った内容になっている。書籍化された感想を聞かれると「バイクを書籍化するとか、前代未聞のことを言われたので、耳を疑いました。詳しく話しを聞いてみると、いま乗っているバイクの写真、バイクのエピソードをエッセイとしてまとめて出版することになりました。信じられなくて驚きました」とコメントした。

約10年前に購入した同バイクについて聞かれると「僕の中では『超カッコいいバイクだ』と思っていまして、きっとみんな羨ましがるのかな?と思っていたら、ゲボが出るくらいイジられたんですよ。次の日から、すれ違う車の車内がもれなく大爆笑でしたよ。『井戸田あれマジで乗ってるぞ』みたいな感じで。そこからバイカーの井戸田と芸人の井戸田の葛藤の戦いが始まるんですよ。ウケているからいい。ただバイカーとしては『カッコ悪い』『ダサい』なんて言われてちょっと恥ずかしいみたいなのを繰り返しながら、結局、芸人・井戸田が勝って、バイカー・井戸田が負けて、昼は恥ずかしくて一人で乗れなかった。半年間くらいそうですね」と振り返った。続けて「自分がいいと思ったものを貫く。今となっては『あいつまだ乗ってる』『本当に好きなんだな』と信頼度がバイカーから上がってます」とコメントした。

散々馬鹿にされたバイクだが、呪いのバイクと言われるようになったそうで、「アメトークで『ダサい』ってイジられたんですよ。番組でイジった方が、ことごとく謹慎になって、芸能界から離れていった人ばかりなんですよ。けなした人はそういうことになっちゃったんです。そこから呪いのバイクって言われるようになりました。『そんな呪いのバイクにまたがっている俺すごいでしょ』と話した数分前に、じつはダンプカーでもらい事故をされて、むちゃくちゃビビっりました。お台場近辺を走行中、2台のダンプカーに前後挟まれて、前のダンプカーが動いたから、俺も行こうとしたら『ドン』となって、最初はエンストしたのかなと思ったけど、エンストの何百倍もすごい衝撃だったから、そのまま倒れて、起きたんです。だけどマフラーの部分がちょっと取れて、傷がついたくらいで助かりました。だから、その謹慎した人たちが全部悪いのを持っていってくれたんじゃないかな」と謹慎した人たちに感謝した。

相方の小沢一敬に同作の感想について問われると「小沢さんの方にも本は渡っていて、面白かったって言ってくれました。小沢さんは今までバイクにも乗っていなかったのに、最近、運転免許を取得してバイクを購入したんですよ。しかも今日が納車の日で、この本の出版イベントの日に、自分の納車の日をぶつけてきました。もし次に本の話しがあったら、コンビでやれたらいいなと思います」と語った。免許を取得した小沢とどこにツーリングしたいかと聞かれた井戸田は「小沢さんの出身が愛知県知多市で、以前にバイクの後ろに小沢さんを乗せましたけど、今度は小沢さんと一緒にバイク2台で走れたらいいですね」と呼びかけた。

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