「怪童」中西太さんしのぶ 母校OBらが追悼試合

中西太さんの追悼試合を前に、遺影を囲み記念撮影する参加者=3日、高松市

 今年5月に90歳で亡くなった元プロ野球西鉄(現西武)の強打者で、名指導者としても知られた中西太さんをしのび、母校の香川・高松一高のOB会などが3日、高松市のレクザムスタジアムで追悼試合を開催した。球場内には献花台が設けられ、往年のファンらが、豪打で「怪童」と呼ばれた生前の中西さんの活躍に思いをはせた。

 試合前には関係者が黙とうをささげた。始球式をした香川県の池田豊人知事はあいさつで「県の野球界に大きな貢献をされた。楽しい追悼試合にしましょう」と述べた。

 同日午後には高松市内のホテルでお別れの会が開かれる。セレモニーには、WBCで日本代表を優勝に導いた前監督の栗山英樹さんも出席する予定。

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