<バルーンフェスタ>緑旗掲げ西日と共演 4年ぶり午後の競技飛行

西日を浴びながら一斉離陸したバルーン=2日午後、佐賀市の嘉瀬川河川敷

 大会第2日の2日、午後の競技飛行が2019年の第4日以来4年ぶりに実施された。午後4時に競技開催を示す緑の旗が掲げられると、会場から拍手と歓声が湧き起こった。

 日中の気温が高いと上昇気流や地表付近での強風が発生しやすくなり、08~22年の競技実施確率は午前の約8割に対し、午後は約4割と極端に低い(20年は新型コロナの影響で大会中止)。昨年も初日から快晴が続き、午後の競技は強風の影響などで一度も実施されなかった。

 毎年来場しているという福岡県太宰府市の平島孝幸さん(59)は午後から夫婦で会場を訪れ、「午後に飛んでいるのを見るのは初めて。朝とは光の当たり方も違って別の魅力がある」と喜んでいた。(小島発樹)

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