長崎県内 インフルエンザ前週比1.5倍 コロナは減少【2日発表】

 長崎県は2日、最近1週間(10月23~29日)のインフルエンザや新型コロナウイルス感染症の感染状況を公表した。インフルエンザは定点の県内70医療機関で1349人(前週比433人増)が感染。1定点当たりの報告数は19.27人(同約1.5倍)で2週続けて注意報レベルの10人を超えた。保健所別の定点報告数は佐世保が48.55人(同約1.5倍)で2週続けて警報レベルの30人を超えた。
 保健所別で10人を超えているのは▽上五島26.33人▽県北22.25人▽長崎20.94人▽県央16.18人。年代別では10歳未満が47.5%で最多。10代が37.1%で合わせると10代以下が8割を超える。
 新型コロナは70医療機関で139人(同32人減)が感染。定点当たりの報告数は1.99人で7週連続の減少となった。
 インフルエンザは例年よりも早い流行となっており、専門家は「特に重症化リスクが高い人は早めのワクチン接種や場面に応じたマスク着用を心がけてほしい」と呼びかけている。

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