タクシー運転手暴行の疑いで逮捕 55歳警部「酔っていて覚えていないが逮捕されているなら間違いない」同僚39人と飲酒後に帰宅途中 愛知県警

愛知県警の警察官がタクシーの運転手に暴行を加えた疑いで逮捕されました。「酔っていて覚えていないが逮捕されているなら間違いないと思います」と容疑を認めているということです。

逮捕されたのは、愛知県警生活経済課の警部、長澤一典容疑者55歳です。

警察によりますと、長澤容疑者は3日午後11時40分ごろ、愛知県大府市梶田町の路上で、タクシー運転手の男性(75)の胸ぐらを掴むなど、暴行を加えた疑いがもたれています。

運転手にけがはなく、通行人の通報で駆けつけた警察官が、長澤容疑者を現行犯逮捕しました。

警察の調べに対して、長澤容疑者は「酔っていて覚えていないが逮捕されているなら間違いないと思います」と容疑を認めているということです。

長澤容疑者は2日夜、愛知県警生活経済課の同僚39人と飲酒していて、名古屋市内から自宅のある愛知県刈谷市へタクシーで帰宅する途中、車内で暴言を吐き、運転手が緊急停止したところ暴行を加えたということです。

愛知県警の川口孝首席監察官は、「警察官としてあるまじき行為で、被害者の方、県民の皆様に深くお詫び申し上げます」とコメントしています。

愛知県警の警察官が逮捕されるのは、ことし5人目です。

© CBCテレビ