村山警察署(斎藤渉署長)の若手警察官育成塾「つばさ塾」(庄司歩夢塾長)のメンバーらが2日、パトカー巡回時の音楽「パトメロ」とともに流す広報文の収録に臨み、元山形放送アナウンサーで同署協議会副会長の横尾友栄さん=東根市=の協力を得て完成させた。
13人の塾生らが事前に考えた34案の中から、斎藤署長や横尾さんなど5人が同日、交通安全や防犯について呼びかける文言六つを決めた。「ATMでの還付金は全て詐欺です」との広報文は「還付金は『お金が戻ってくる』と言い換えてみてはどうか」など、分かりやすく簡潔に伝わるよう最終調整した。出来上がった文章を横尾さんがはきはきと読み上げて録音した。
広報文は来週中に同署管内のパトロールで活用を始める予定。庄司塾長は「聞き取りやすい声を聞くことで、市民は交通事故や特殊詐欺に気を付けてもらいたい」と話した。