ツインズがポランコとケプラーのオプションを行使 放出の可能性も

チームで最も在籍年数の長い2人の選手がツインズに残留することになった。日本時間11月3日、ツインズはホルヘ・ポランコ(1050万ドル)とマックス・ケプラー(1000万ドル)の来季の契約オプションを行使したことを発表。ポランコは2025年の契約も球団側に選択権のあるオプションとなっている。なお、ツインズは野手の層が厚い一方で、投手の補強が今オフの課題となっており、ポランコとケプラーは投手補強のためにトレードで放出される可能性もあるとみられている。

ポランコとケプラーはともに2009年からツインズに在籍。ミゲル・サノーも含め、球団史上最も豪華な国際アマチュアFA契約の一角を担った。ツインズは今年のワイルドカード・シリーズでブルージェイズを破り、歴代ワースト記録となっていたポストシーズン18連敗をついにストップ。ポランコとケプラーは入団15年目にしてようやくポストシーズン初勝利を経験したことになる。

現在30歳のポランコは今季、故障の影響もあって80試合の出場にとどまり、打率.255、14本塁打、48打点、4盗塁、OPS.789とやや不本意なシーズンに。しかし、2021年には33本塁打、98打点、OPS.826をマークしたこともある実力者である。

同じく現在30歳のケプラーは、今季130試合に出場して打率.260、24本塁打、66打点、1盗塁、OPS.816を記録。キャリアハイの36本塁打を放った2019年以来4年ぶりにシーズン20本塁打をクリアした。通算153本塁打はドイツ出身選手ではダントツの数字である。

ツインズは今季、ポランコ故障時の代役としてエデュアルド・ジュリエンが台頭。来季ジュリエンをレギュラーとして起用するのであれば、ポランコは余剰戦力となり、トレードの可能性は十分にある。また、外野にもマット・ウォルナー、トレバー・ラーナックらがおり、ケプラーを放出しても大きな穴にはならないだろう。

ソニー・グレイ、前田健太、タイラー・マーリー、ダラス・カイケルと多くの先発投手がFAになり、投手補強が急務となる今オフのツインズ。FA市場に大金を投じることのできるチームではないため、ポランコやケプラーをトレードの駒として、先発投手の補強を狙う可能性もありそうだ。

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