冬の彩り シクラメン出荷ピーク 青森県五所川原市

色とりどりに咲き、出荷のピークを迎えているシクラメン=2日、五所川原市水野尾

 冬を彩る花で、クリスマスや年末年始の贈答用として人気が高いシクラメンの出荷が、青森県五所川原市でピークを迎えている。同市水野尾の生産会社「悠久の郷」(宮﨑悠代表取締役)のハウスでは2日、出荷に向けて従業員たちが傷んだ葉を摘み取り、花の形を整える作業に追われていた。

 同社はハウス8棟で約30品種、大小5万鉢を栽培。赤や白、淡いピンクなど、さまざまな色のシクラメンが鮮やかに咲きそろっている。出荷作業は今月中旬まで続く見通しで、8割は首都圏へ、残りの2割が県内に出荷されるという。

 宮﨑代表(42)は、夏の猛暑の影響で花の大きさにばらつきがあり、いつも通りに仕上げるのが難しかった-としつつ、「しっかり世話をすれば春まで咲き続けるので、買った方にも長く楽しんでいただきたい」と話した。

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