国交相、万博「環境改善目指す」 会場で建設業者と意見交換

視察を終え、記者団の取材に応じる斉藤国交相=3日、大阪市の人工島・夢洲

 斉藤鉄夫国土交通相は3日、2025年大阪・関西万博の会場予定地の人工島・夢洲を視察した。建設業者と意見交換し「工事が円滑に進み、働く人が生き生きと働く喜びを感じる施工環境をつくる」として、資材置き場や駐車場が不足する現状の改善を目指す考えを示した。

 現場担当者との非公開の会合後、斉藤氏は記者団の取材に応じ、建設業者からは敷地内に駐車場や資材置き場を設けることができず、作業員が夢洲の外から工具を持ってバスで通う現状への不満が出たと明らかにした。斉藤氏は「周辺の土地をどう活用できるか検討したい」と説明。上下水道といったインフラ整備を急ぎ、トイレ不足などにも対応するとした。

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