がん検診、絞って受診提案 ウェブ審査のシステム開発

がん検診の項目と頻度の例

 三菱商事の子会社で、データを活用した健康支援事業を担うホワイトヘルスケア(東京)が、必要性の高いがん検診に絞って受診を勧めるシステムを開発した。5分程度のウェブアンケートに答えるだけで、検診の項目や頻度を自動で提示する。不要な検診で誤って陽性と判定されるなどのリスクや、過剰な診断や治療にかかる医療費を抑える狙いだ。

 一人一人に合ったがん検診を提案するサービスは国内初という。現在は東京海上日動あんしん生命の契約者限定だが、来年1月にも企業や行政、健康保険組合に提供し、本格展開する。5年以内に1千万人の利用を目指す。

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