新MF獲得が急務のユヴェントス 3人の選手に白羽の矢を立てる

写真:昨シーズンにブレイクを果たした21歳のサマルジッチ

現在、ユヴェントスはイタリア代表MFニコロ・ファジョーリが賭博違反で長期出場停止処分受けており、フランス代表MFポール・ポグバはドーピング違反により最大4年間の出場停止の可能性がある。そのため、新たなMFの獲得が急務となっている。

イタリア紙『Gazzetta dello Sport』はファジョーリ、ポグバに代わる3人のMFの獲得候補を報じている。

第一候補として挙げられているのが、ウディネーゼのラザル・サマルジッチだ。 今夏、インテルへの移籍が確実視されていたが、個人的な条件面で折り合いがつかず破談となった。昨シーズンはリーグ戦37試合に出場し5ゴール4アシストを記録し、セリエAでの評価を高めた。今季はここまで、リーグ戦10試合に出場して2ゴールを記録している。

ユヴェントスはウディネーゼと強固な関係を築いていると言われており、交渉はスムーズに進むと伝えられている。サマルジッチをウディネーゼから獲得するには、約3000万ユーロ(約48億円)が必要になる。資金難に苦しむユヴェントスは、買い取り義務付のレンタル移籍を望むだろうとされている。

次の候補はアトレティコ・マドリードのロドリゴ・デ・パウルとされている。サマルジッチと同様に、デ・パウルはすでにイタリアの水に慣れている。2016年から2021年まで、5シーズンにわたってセリエAでプレーしていた。デ・パウルの現在の年俸は300万ユーロ(4億8000万円)と比較的低く、獲得には約2500万ユーロ(40億円)が必要だと報じられている。

最後に、アンジェ・ポステコグルー監督がトッテナムの指揮官となって以来、出場機会の確保に苦しんでいるピエール=エミール・ホイビュアが候補に挙げられている。しかし、トッテナムはホイビュアを来夏までチームにとどめる意向を持っているとされている。1月に行われるアフリカネイションズカップに主力のイヴ・ビスマやパぺ・サールが参加するため、一時的に中盤の層が薄くなるためだ。

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