文化の日に因んで、千葉の自然や歴史を学べるイベントが千葉市内の博物館で開催されました。
県立中央博物館で開催された「自然誌フェスタ、みんなで楽しむ千葉の自然と歴史」。房総の自然や歴史を研究する団体のほか、自然保護活動に取り組むサークルなど10の団体が展示や体験コーナー、それに物販などを行いました。
どの団体も工夫を凝らしていましたが、特に目を引いたのが、君津市の清和地区の住民で作る団体「市宿おばあちゃんの畑」の出展ブース。
地区で昔から栽培されてきた「シロッカボチャ」や「在来小麦」などの 伝統野菜を中央博物館の協力で地域ブランド化し、いまでは、伝統野菜でパンや焼き菓子を作る6次産業化にも取り組んでいます。
また、歴史好きが集まる「中央博サークル歴史サークル」のブースでは、縄文人が身に着けていたとされる「アンギン編み」の展示のほか、いわゆる「昔遊び」を楽しめるコーナーも設置。メンコ遊びを楽しむ子どもたちの姿がありました。
この他、千葉の海岸で採集した貝類の展示や「化石のクリーニング」という石の塊の中に閉じ込められている化石を取り出す体験も人気で、子どもたちが道具を使って小さな化石を取り出す作業に一生懸命取り組んでいました。
子どもたちは―
「(出てきたのは)貝殻。楽しかった」
「昆虫のクイズが楽しかった。またやりたい」
「(出てきたのは)小さいのや大きいの、あと何かつぶつぶなもの」
「(壊れないか)ドキドキした」
「楽しかった。がんばった」
父親は―
「文化の日ということで(このイベントに)寄った」
「家でゲームばかりではなくて、外遊びやこういうことに触れて学んで育ってほしい」