寂聴さん生涯たどる追悼展 縁深い岩手、ゆかりの品も

「たくさんの愛をありがとう 追悼 瀬戸内寂聴展」=2日、盛岡市

 2021年11月に99歳で亡くなった作家で僧侶の瀬戸内寂聴さんの生涯をしのぶ特別展「たくさんの愛をありがとう 追悼 瀬戸内寂聴展」が3日、盛岡市の市民文化ホールで始まった。代表作「夏の終り」の直筆原稿や、住職を務めた天台寺(岩手県二戸市)ゆかりの品などを展示している。来年1月8日まで。

 寂聴さんは1922年に徳島市で生まれた。作家として活躍中の73年、岩手県平泉町の中尊寺で得度。天台寺では87年から18年間住職を務め、ユーモアを交えた「青空法話」に全国からファンが集まるなど、岩手との縁も深い。

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