長野市の小学校を卒業したおよそ300人が20年前に埋めたタイムカプセルを開けました。色あせない思い出がよみがえります。
長野市の通明小学校では、開校130周年を記念して2003年にタイムカプセルを校庭に埋めました。
あれから20年…カプセルを開ける時がやってきました。
■当時4年生
「歯磨きカレンダーですね、1日3回鏡を見てしっかりと磨く、でも3回磨けていない時がある」
「一緒に撮った写真も出てきてすごくうれしい」
■当時1年生
「(宝物が)ポケモンのCDらしいです。ちょっと記憶にないんですけど/めちゃめちゃ懐かしいですね昔を思い出してます」
当時、在校生786人が集まっていた体育館。きょうは成長した300人近い卒業生でいっぱいになりました。
将来の夢を書いた作文や当時の写真に20年前の思い出がよみがえります。
■当時3年生
「お花屋さんになってますか?って書いてました」
Qちなみに今は?「美容師です」
■当時2年生
「勉強頑張りたいって書いてあったんですけど全くしていなかったんで、だめですね」
「(子どもに)今から頑張れって言いたいですね」
中には当時書いた習字も。
このタイムカプセルは本来はきょう掘り出される予定でした。
しかし、2019年の台風19号災害で周辺が浸水被害に遭ったことから
去年一足早く中を確認すると、濡れていたものもあったそうです。
卒業生などが全て乾かし、無事に卒業生の手に戻りました。
当時は未成年も、今ではすっかり大人に。
教師からプレゼントとして入れられたワインも20年ぶりに開封される時を楽しみにしています。
■当時の担任
「20年前に入れた記憶がよみがえっているんですけど、飲めるかどうか分かんないけど、ぜひ子どもたちと飲みたいと思います」
■当時6年生
「自分が思った以上に20年前の自分ってしっかりしてないなと。なので若い子とか小さい子にもちゃんと温かい目で成長見守ってあげるのが大事なんだなと思いました」
渡せなかった思い出の品は郵送するか正月にも引き取りの機会を設けるということです。