【JBCレディスクラシック】デムーロ「砂の替わったからなのかジリジリとして伸び脚で…」アーテルアストレアは3着まで

デムーロ騎手が手綱を取ったアーテルアストレアは、大外から懸命に脚を伸ばしたが3着までが精一杯だった。前走大井での重賞で見せた伸び脚とまでは行かず、鞍上のデムーロ騎手は「砂が替わったからなのか(8センチ→10センチ)ジリジリとした伸び脚だった」と馬場の影響を感じ取っていた。

3着 アーテルアストレア
M.デムーロ騎手
「とてもいい馬です。スタートもいつもより出た感じで、自分のリズムすごく良かったです。直線ではダートの砂が替わっているからなのか、ジリジリとした伸び脚で、思ったより伸びてはいなかったですね。ずっと頑張ってはくれました」

レース結果、詳細は下記のとおり。

11月3日、大井競馬場で行われた9R・JBCレディスクラシック(Jpn1・3歳上オープン・牝・ダ1800m)は、松山弘平騎乗の1番人気、アイコンテーラー(牝5・栗東・河内洋)が快勝した。4馬身差の2着に2番人気のグランブリッジ(牝4・栗東・新谷功一)、3着に3番人気のアーテルアストレア(牝4・栗東・橋口慎介)が入った。勝ちタイムは1:52.9(良)。

早め先頭から押し切る

JBCレディスクラシック・アイコンテーラー松山弘平騎手 (C)Yushi Machida

松山弘平騎乗の1番人気、アイコンテーラーが嬉しいG1初制覇を飾った。レースでは好スタート好ダッシュを決めて2番手を追走。向こう正面ではテリオスベルが早めの押し上げで前を伺うも、譲ることなくそのまま前へ進出。勝負どころから早め先頭で直線までに運ぶと、そのまま後続をぶっちぎっていき4馬身差の圧勝だった。アイコンテーラーはダートに転向して3戦目のレースで見事なG1初制覇となった。また、鞍上は武豊騎手の負傷により、松山弘平騎手へ変更となっており、河内洋厩舎はG1初制覇。殊勲の松山弘平騎手は「任せてくださった関係者の皆さんに感謝しています。強くて良い競馬だったと思います」と、喜びの声を届けた。

アイコンテーラー 22戦6勝
(牝5・栗東・河内洋)
父:ドゥラメンテ
母:ボイルトウショウ
母父:ケイムホーム
馬主:中西浩一
生産者:畠山牧場

【全着順】
1着 アイコンテーラー 松山弘平
2着 グランブリッジ J.モレイラ
3着 アーテルアストレア M.デムーロ
4着 スピーディキック 御神本訓史
5着 テリオスベル 江田照男
6着 ライオットガール 森泰斗
7着 レディバグ 酒井学
8着 ラブラブパイロ 藤田凌
9着 ティーズハクア 達城龍次
10着 サルサレイア 西啓太
11着 ヴァレーデラルナ 横山武史
12着 ノーブルシルエット 笹川翼

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