【JBCクラシック】松山「良いレースはしてくれた」テーオーケインズは差し返されての3着

昨年の覇者、テーオーケインズは3着に敗れた。好位で流れに乗りスムーズな競馬には見えた。前走の帝王賞でもタイム差なしの3着と好走。コース相性が悪いわけでもなく、もう少しやれても良い馬ではあるがゴール前では差し返される形に。レース自体はスムーズに見えたが結果が伴わなかった。

3着 テーオーケインズ
松山弘平騎手
「3番枠も良い方に向いてくれていい形だなと思いました。直線では2着馬を交わしてはいるのですが、最後は差し返されてしまっって…勝った馬も強かったですが、ケインズ自体ももっとやれる馬です。本当に良いレースはしてくれたのですが、今日は結果を出せませんでした」

レース結果、詳細は下記のとおり。

11月3日、大井競馬場で行われた11R・JBCクラシック(Jpn1・3歳上オープン・ダ2000m)は、J.モレイラ騎乗の4番人気、キングズソード(牡4・栗東・寺島良)が快勝した。4馬身差の2着に5番人気のノットゥルノ(牡4・栗東・音無秀孝)、3着に2番人気のテーオーケインズ(牡6・栗東・高柳大輔)が入った。勝ちタイムは2:05.1(良)。

1番人気で浜中俊騎乗、メイショウハリオ(牡6・栗東・岡田稲男)は4着、3番人気で菅原明良騎乗、ウィルソンテソーロ(牡4・美浦・小手川準)は5着敗退。

ダート界に新星

JBCクラシック・キングズソードとJ.モレイラ騎手 (C)Y.Shigeyama

J.モレイラ騎乗の4番人気、キングズソードが交流G1初制覇を飾った。直線ではG1初挑戦とは思えぬ鮮やかな抜け出しだった。内からG1馬たちが進出。ノットゥルノ、テーオーケインズ、メイショウハリオが懸命に追いすがる展開にも、手応えよく外から抜け出した。ラストは4馬身差の完勝。ダート界に新しいスター誕生を予感させる快勝だった。

キングズソード 13戦7勝
(牡4・栗東・寺島良)
父:シニスターミニスター
母:キングスベリー
母父:キングヘイロー
馬主:ヒダカ・ブリーダーズ・ユニオン
生産者:日進牧場

【全着順】
1着 キングズソード J.モレイラ
2着 ノットゥルノ 森泰斗
3着 テーオーケインズ 松山弘平
4着 メイショウハリオ 浜中俊
5着 ウィルソンテソーロ 菅原明良
6着 クリノドラゴン 幸英明
7着 ミヤギザオウ 今野忠成
8着 トランスナショナル 松戸政也
9着 ケイアイパープル 藤岡康太
10着 サベージ 石崎駿

© 株式会社競馬のおはなし