茨城県筑西市と栃木県茂木町を結ぶ真岡鉄道真岡線で3日、蒸気機関車(SL)とディーゼル機関車(DL)を連結する「重連運転」が行われた。黒と赤2色の機関車がけん引する客車に観光客が乗り込み、沿線で鉄道ファンがカメラを構えた。
同線を走るSL「C12形66号機」の製造90年を記念した催しで、DLとの重連運転は約3年ぶり。DL「DE10形1535号機」と連結し、午前10時35分下館発茂木行きの下りで実施した。
乗車した多くの家族連れが車窓を楽しむ中、沿線では鉄道ファンが白煙を上げて疾走する姿を撮影していた。家族6人で乗車した茨城県土浦市、会社員、鶴町勇人さん(34)は「子どもがSL好き。沿線で見ている方が手を振ってくれた」と話した。
SL・DLの重連運転は11月中の土日曜に行われる。