倉敷でJFEフェスタ 2万人満喫 4年ぶりコロナ禍前の規模に

大勢でにぎわったJFE西日本フェスタinくらしき

 「JFE西日本フェスタinくらしき」が3日、倉敷市水島川崎通のJFEスチール西日本製鉄所倉敷地区で開かれた。家族連れら約2万人(主催者発表)が訪れ、4年ぶりに新型コロナウイルス禍前の規模となった多彩な催しを楽しんだ。

 ステージでは、歌手の相川七瀬さんが「夢見る少女じゃいられない」「恋心」といったヒット曲を力強く歌い上げ客席を盛り上げた。人気アニメ「クレヨンしんちゃん」のショーには子どもたちの歓声が響いた。

 会場にはグルメを中心に約80の模擬店が並び、大勢が目当ての品を探しながら巡った。海から製鉄所を見渡す船上クルーズ、広大な敷地をバスで巡る工場見学会も人気を集めた。

 家族で訪れた総社市、会社員男性(43)は「巨大な煙突など、普段は入る機会のない製鉄所の雰囲気も味わえ楽しかった」と話していた。

 フェスタは地域貢献の一環で1979年から開催。コロナ禍で2020、21年は中止し、22年は入場者を制限した。今回も感染対策で入場を予約制とした。

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