愛犬の留守番、やってはいけない5つのタブーとは? 絶対NGな行動に「危険すぎる」「亡くなる可能性も」

愛犬を留守番させるときは安全面に十分配慮して

愛犬をお留守番させるときは、愛犬が安全に留守番できる環境を整えてあげることが何よりも重要です。

室温はもちろん、事故が起こらないように配慮してあげなければ、帰ってきた時に怪我をしていた…なんて事態を起こしかねません。

室内は屋外よりも危険性が低いとはいえ、さまざまな日用品が揃っています。好奇心の強い犬たちにとって、私たちが思いつかないようなものがターゲットになることもあるため、できる限り悪戯されないように片付けや整理整頓しておきましょう。

超危険!愛犬の留守番でやってはいけない5つのタブー

ここでは、愛犬の留守番でやってはいけないタブーな状況を紹介します。事故や怪我につながる恐れがあり、最悪の場合には命を落とすこともあります。

非常に危険なので、留守番前に必ずチェックしましょう。

1.電源コードを剥き出しのまま放置する

充電コードやコンセントプラグなど、多くの部屋にはコード類が多くありますよね。しかし、電源コードは犬にとって好奇心を掻き立てられるものとして有名です。

コード類を剥き出しのまま放置していると、コード部分を噛んだり引っ掻いたりしてしまい、最悪の場合には感電してしまう恐れがあります。火傷を負ったり、子犬の場合はショック死の原因になる危険性もあるので注意が必要です。

コード類は収納ボックスなどに入れてイタズラできないように工夫したり、留守番中は手の届かない場所に保管するなど安全面に配慮しましょう。

2.誤飲しやすいものを手の届く場所に置いておく

食べ物や口に入るサイズの部品など、誤飲しやすいものを手の届く場所に置いておくこともタブーです。犬は気になったものを口に入れる習性があるため、「まさか」と思っていたものでも誤飲してしまう可能性があります。

口に入るような食べ物や部品、おもちゃだけでなく、ハサミや先端が尖っているものなども危険です。少しでも危険性が考えられるものは、必ず手の届かない場所に保管しましょう。

3.室温調節せずに外出する

犬を留守番させるときは、必ず室内の温度に注意を払いましょう。暑過ぎたり寒過ぎたりすると、熱中症や体調不良の原因になります。

犬にとって適切な室温は、20℃前後(19〜25℃程度)と言われています。この室温を大幅に超えてしまう、あるいは下がってしまう可能性がある場合は、エアコンや暖房機器などを使用して室温を適切に調整してください。

また、愛犬が自分で体温調節できるよう、ブランケットや暑さ対策グッズなどを用意してあげることも忘れずに!

4.飲み水が十分に用意されていない

留守番中は飲み水をいつもより少し多めに用意してあげてください。喉が渇いた時に飲み水がなくなっていると、脱水症状や体調不良の原因になる恐れがあります。

特に暑い夏場は、暑さとエアコンによる乾燥で喉が乾きやすいです。また冬場も暖房機器を使用するため、乾燥しやすく喉が乾きやすいと言われています。飲み水を2ヶ所に増やすなど対策をしっかり講じましょう。

5.暖房機器の周りに柵などを設けていない

冬場は置き型の暖房機器を使用するご家庭も多いでしょう。その場合、周囲に柵などを設けずに設置してしまうと犬が必要以上に近づいてしまい、火傷を負ってしまう危険性があります。

犬は暑さを感じるまでに時間がかかるため、気付いた時には低温火傷を負っていたり、軽い熱中症を引き起こしていたりすることがあるのです。

また、冬場によく使われるコタツですが、留守番中は電源を入れっぱなしにしないようにしてください。火事の原因になったり、犬が長時間コタツの中に潜り込み熱中症になる恐れがあります。

まとめ

いかがでしたか。犬の留守番は、室内にあるさまざまなものに危険性が隠れています。室温による体調不良や誤飲事故、怪我などのリスクがあるため、必ず安全性を確保した状態で留守番させましょう。

(獣医師監修:寺脇寛子)

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