F1サンパウロGPの契約が5年延長。2030年までインテルラゴスで開催へ

 11月3日、F1は、サンパウロでのF1の開催契約を5年間延長したことを発表した。

 ブラジルGPは、1970年台から50年以上にわたってF1のカレンダーに組み込まれてきた。当初からサンパウロのインテルラゴスでグランプリを開催し、一時はジャカレパグアに移ったが、1990年以降は再びインテルラゴスに戻っている。

 数年前には開催地がインテルラゴスからリオデジャネイロの新しいサーキットへ移るという話もあったが、地元の環境団体の反対によって計画は中止に。最終的にF1はインテルラゴスと2021年から2025年までの開催契約を結び、グランプリ名称もブラジルGPからサンパウロGPに変更になった

 今回、開催契約が5年間延長されたことにより、サンパウロは2030年までF1のカレンダーに残ることになる。F1のCEOを務めるステファノ・ドメニカリは、次のようにコメントした。

「インテルラゴスが2030年まで残ると発表できることを嬉しく思っている。ブラジルのファンがもたらしてくれる素晴らしい雰囲気をこれからも何年も味わえることが待ち遠しい」

「ブラジルには豊かなレースの伝統があり、世界中のドライバーやファンがこの象徴的なサーキットを愛している。レースの素晴らしさをすべて体現している。我々は、このサーキットが今後何年にもわたってどのように発展し、よりよい体験ができるようになるのかを楽しみにしている」

 なお2024年のサンパウロGPは、第21戦として11月1〜3日に開催される予定だ。

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