中国外相「最善尽くす」 ガザ情勢、サウジに伝達

 【北京共同】中国の王毅外相は3日、サウジアラビアのファイサル外相と電話会談し、パレスチナ自治区ガザの情勢について協議した。中国外務省が明らかにした。王氏は、中国が11月の国連安全保障理事会の議長国であることを踏まえ「平和を取り戻すために安保理としての責任を果たし、最善を尽くす」と強調。ファイサル氏は「中国は大国の役割を果たしている」と評価した。

 中国は、米国と近いイスラエルによるガザ攻撃に批判的な姿勢を示している。王氏は、サウジがイスラエルとパレスチナの「2国家共存」を推進しているとした上で「他のアラブ諸国と協力し、平和を実現することを信じている」と述べた。

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