色づく庭園、秋深まる 鹿沼・古峯神社で紅葉見頃 今月中旬頃まで

モミジやカエデが色づいた古峯神社の古峯園

 【鹿沼】天狗(てんぐ)信仰で知られる草久(くさぎゅう)の古刹(こさつ)、古峯神社で紅葉がピークを迎え、3連休初日の3日は多くの参拝者や観光客でにぎわった。

◇ほかにもWeb写真館に写真

 約8万2500平方メートルの日本庭園「古峯園(こほうえん)」では、モミジやカエデ、カラマツなどが赤や黄色、オレンジ色に染まった。同神社によると、今年は暖かい気候が続いたため色づきはやや遅く、一部で葉の色がくすんだり、葉が早く落ちたりする影響も出ているという。

 訪れた観光客は好天の下、スマートフォンで葉を撮影したり、池のコイに餌を与えたりして趣ある庭園での優雅な時間を過ごしていた。家族で訪れた東京都荒川区、主婦高田祐紀子(たかだゆきこ)さん(80)は「スケールが大きく見事な風景。空気もおいしくて気分転換になった」と満足そうだった。紅葉は今月中旬ごろまで楽しめるという。

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