アプローチの打ち方は「基本がない」ことが基本!と考えるべき理由とは!?【スピンを操るThe Approach Palette/伊澤秀憲】

アプローチの打ち方は「基本がない」ことが基本!

いわゆる基本だけでは対応が限られてしまう

アプローチの場面で多くの方は「こういう場面ではこう打つ」という“基本”や“セオリー”と言われる打ち方に頼ろうとされるのではないでしょうか?しかし、その“基本”や“セオリー”と言われる打ち方通りにやっても必ずしも上手くいくとは限りません。

そのため「アプローチは難しい!」といった苦手意識を持たれる方が多いのではないでしょうか。本来、アプローチには「こう打つ」という決まりや基本のようなものはないのです。なぜなら、アプローチは絶対的に、毎回違う状況になるからです。だから毎回、対応も絶対に違ってくるはずなのです。ちょっとした条件の違いに対応していかなければ、上手く打つこと自体が難しくなりますし、仮に上手く打てたとしても結果として寄らないということがおきます。

でも……。状況に応じた対応をせよと言われても、困りますよね。それをご自分で考えて、その場で組み立てられるようになるための方法を考え出しました。実際にプロや上級者がアプローチの状況で、経験や感覚を駆使してやっている手順ですが、無意識でやっているため、これまでだれも説明できませんでした。それを整理して説明していきたいと思います。

アプローチのテクニックは状況に合わせて作り出すものである

「この状況ではこの打ち方」と決めてかかっていると、上手く打てても寄らないことが結構ある。細かな状況の違いに対応していない可能性があるからだ。

出典:『スピンを操る The Approach Palette』著/伊澤秀憲

【著者情報】
●伊澤秀憲
二度の賞金王、 伊澤利光を叔父にもち、インストラクターの祖父・利夫さんより2歳から英才教育を受けてきた。同年代の石川遼プロとは親交が深く、技術的なアドバイスを送るなど、その卓越した指導法でも注目を集める。特に”アプローチの神”とされるショートゲームについては多くのツアープロから支持を集めている。アンダーパー所属。

【書誌情報】
『スピンを操る The Approach Palette』
著者:伊澤秀憲

【購入者限定!伊澤秀憲アプローチドリルスイング動画付き】著者は世界で活躍し、国内ツアーで2度の賞金王にもなったプロゴルファー伊澤利光氏の甥。その伊澤プロを育てた氏の祖父・利夫さんから2歳よりゴルフの指導を受け、ゴルフ漬けとも言える日々を送る。ジュニア時代より各大会で好成績を残し、日本ゴルフ史上初めてマスターズを制した松山英樹プロや国内ツアー最年少記録を持つ石川遼プロなど同世代としのぎを削る。その中で氏のアプローチ技術は石川遼プロを始め多くのプロから神業と称され、現在ではゴルフ界で最も注目を集める若手プロの一人となっている。本書ではそんな氏の代名詞とも言えるアプローチに特化し、セオリーとされる打ち方やスタンス、グリップなどに対して、時に真逆の考えを取り入れた氏が導き出した新たなアプローチ概念を詰め込んだアプローチ指南書となる。実際、プロでもスコアを崩す要因の一つがアプローチと言われ、アプローチは奥が深いわりに、使用頻度や技術レベルが高いのが特徴である。だからこそ、本書ではそんなアプローチの深さ、面白さをより多くの方に知っていただき、アマチュアでも実際に活用できる考えや目安、テクニックを掲載し、アプローチをより身近に、より楽しめる一冊となっている。

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