リンゴの皮で巾着染め 茨城・大子 観光客ら体験教室

リンゴの皮などを使ったアート作りに挑戦する県立太田一高付属中の生徒ら=大子町浅川、高松美鈴撮影

文化の日の3日、茨城県大子町でリンゴ狩りが最盛期を迎える中、同町浅川の藤田観光りんご園でリンゴの皮を使ったアート作りの催しが開かれた。県内外から訪れた観光客がリンゴ狩りとともに芸術の秋も楽しんだ。

同県土浦市の染色クリエーター、関将史・裕子夫妻がリンゴの皮や木を使い、「ミニ巾着をマーブル染め」教室を開催。観光客はリンゴの皮や木を使った染色液に布を漬け、天日干しを体験。約30分の工程で、オリジナルのミニ巾着を完成させた。

友人同士で染色体験をした、同県つくばみらい市の赤羽敦子さん、羽鳥真理子さんは「初めてだったが、自然な風合いが出て楽しかった」と喜んだ。

同園の藤田史子さんは「持続可能な開発目標(SDGs)とアート作りのコラボ企画で、新たな楽しみが増えたと思う」と話した。

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