189・いちはやく相談が大切、大阪でも児童虐待防止月間

毎年、大阪府内すべての市町村を交えて実施される11月の『児童虐待防止推進月間』。期間中は「児童虐待防止オレンジリボンキャンペーン」として、ポスターの掲示やメッセージ動画などの啓発活動がおこなわれる。

定例会見でのフリップより『児童虐待防止推進月間』の案内(11月1日・大阪府庁)

11月1日の定例会見で吉村洋文知事は、「児童虐待は、相談が増えたとしても早く対応することが重要。ひとりでも多くの府民に児童虐待の防止に関心を持っていただき、未然に防止したい」と説明。

「『児童虐待かも?』と思ったら、児童相談所虐待相談ダイヤル189(いち・はや・く)に電話いただきたい」と呼びかけた。

また、実際に虐待を受けている児童たちの相談については、「直接相談しにくい場合はライン相談などもあり、窓口もさまざまある。迷わず積極的に活用して、相談していただきたい」とも。

児童虐待の相談電話は189番で、24時間対応(通話料無料)。匿名での通告・相談も可能で、通告した人や内容の秘密は厳守される。そのほか、子育てや親子関係に悩む18歳未満の子どもや保護者に向けた「親子のための相談LINE」(大阪府は朝10時~夜8時。受付夜7時半まで)でも相談を受け付けている。

取材・文・写真/岡田由佳子

© 株式会社京阪神エルマガジン社