雨の日に役立つおすすめグッズを紹介!

みなさんは、雨の日のレッスンにどのような格好で臨んでいるでしょうか?覆馬場がない乗馬クラブもあれば、馬房から馬場までの道のりに水たまりが…という場面もあるかもしれません。今回は、そんな雨の日も快適にレッスンができるレイングッズを紹介します!

レインコート

引用: EQULIBERTA 高機能 ライディングレインコートhttps://jodhpurs.jp/c/women/women_rainwear/eq-cw-2054

日常生活でも、傘が差せない場合の雨具といえばレインコートです。乗馬用のレインコートもかなりラインナップが豊富ですが、乗馬用は普段使いのレインコートと比べてどのような特徴があるのでしょうか?

雨具の代表格は乗馬でも活躍

馬の体調に大きな影響がないと判断された場合は、屋根の付いた「覆馬場」が無くても雨の中でレッスンを行うことがあります。そんなとき、普段通りの服装で騎乗すれば服が濡れてすぐに体が冷えてしまいますよね。

その点、レインコートは上半身から膝くらいまでの範囲をしっかりカバーしてくれるので「服が乾かないまま二鞍目に突入…」という事態も避けることができます。乗馬用レインコートは鞍にまたがることを想定したデザインになっているので、身体の動きも邪魔されず安心。コンパクトにたためる商品が多いので、常にレッスンに持っていくバックなどに入れておけば突然の雨対策も万全ですね。

乗馬用レインコートの選び方

乗馬用のレインコートにはいろいろなデザインがありますが、主に練習している競技に合わせた丈を選ぶのがおすすめです。馬場馬術の場合は、鞍からおしりが離れることも少ないため丈が長めのものでも邪魔になりません。

一方、障害馬術の練習をするときは前傾姿勢を取ることなどを考えて太腿までの丈が良いでしょう。「でも、丈が短いと膝上が濡れて寒い…」という方は、雨もほぼ完全にガードできて動きの邪魔にならないレインパンツ(防水ズボン)も試してみてくださいね。

レインレッグ

引用: QHP ウォータープルーフ レッグ プロテクションhttps://jodhpurs.jp/c/women/women_rainwear/qh-cw-8082

あまり聞いたことがないという方もいるかもしれませんが、軽い雨の日にかなり便利なのが「レインレッグ」です。どのようなグッズなのでしょうか?

レインレッグは、キュロットの前面のみに装着する防水生地のレイングッズです。ウエスト部分にあるベルトを締めると前掛けのように太ももの前面に生地が垂れている状態になるので、その状態で脚の付け根・膝部分のベルトを留めれば装着完了です。

生地が前面だけなので雨をガードする力はレインコートのズボンより劣りますが、鞍に接している部分は普段通りのキュロット。つまり上下タイプのレインコートにありがちな「ズボンが滑って乗りにくい」というお悩みを解消できるグッズなんです。

オーバーブーツ

引用: EKKIA ノートン ラバー オーバーシューズhttps://jodhpurs.jp/c/women/women_rainwear/e-bo-910586

普段からレッスンのときにPVC(ポリ塩化ビニル)やゴムのブーツを履いている方は雨でもあまり心配ないのですが、革製のブーツの方にとって雨はかなり気になるものだと思います。

そこで、ぜひ活用したいのがオーバーブーツです。オーバーブーツとは靴を水たまりや泥ハネから守るためのカバーで、多くはゴム製です。靴下を履くように、オーバーブーツを手で伸ばしながらブーツの足首あたりまで履けば装着完了。縫い目から入ってくる水や、靴の泥汚れを防ぐことができます。

オーバーブーツには伸縮性があるので、大きさに余裕のあるものではなく使用しているブーツにぴったり密着するサイズを選びましょう。靴とオーバーブーツのあいだに隙間が空いていると、はねた雨や泥が入りやすくなってしまいます。

市販の雨具で代用するときの注意点

今回は乗馬に特化したレイングッズについて紹介してきました。しかし、中には「普段使っているレインコートがあるから新しく買うのももったいないかな」と考えている方もいると思います。

もちろん、市販のレインコートでも素材や丈が乗馬に適していれば問題ありません。しかし、中には乗馬に向かないレインコートがあるため注意が必要です。最後に、市販のレインコートを乗馬のレッスンで着る際の注意点について解説します。

乗馬用よりも動きにくい

コンビニなどで売っているビニールのレインコートを想像すると分かりやすいですが、市販のレインコートはゆったりとした形状で腕・胴周りに余裕があります。そのため、身体の動きが邪魔されやすいでしょう。

また、乗馬用のレインコートは鞍にまたがることを考慮したデザインになっています。一方、市販のレインコートは脚を開いたり鞍から腰を浮かせたりするときに、膝や鞍にひっかかることがあります。予想していた動きができないと、うまく扶助が出せないだけでなく思わぬ事故につながる可能性もあるため注意が必要です。

「音」への配慮が少ない

馬は音に敏感な動物です。しかし、市販のレインコートはこうした点に配慮して作られているわけではありません。たとえば、さきほども少し触れましたが市販のレインコートはサイズに余裕があるものも多いでしょう。そのため、馬に乗って風を切ると余っている部分が風になびいてバサバサ、バタバタと音がします。

また、ビニール製のレインコートなど生地と生地がこすれる際にシャカシャカと音がしやすい商品もあるでしょう。「気にしないよ」「慣れてきたよ」というおおらかな馬もいますが、中には音で気が散って扶助に集中できなくなったり、苛立って指示に従わなくなる馬もいます。スムーズにレッスンを進めるためにも、市販のレインコートで代用する際は「音」に注意してみましょう。

まとめ

乗馬用レイングッズは、雨の日でも快適にレッスンをするための強い味方です。市販の雨具で代用することも可能ですが、やはり動きやすさ・快適性という面では乗馬に合わせて作られた商品を選ぶと良いでしょう。

デザイン・機能性にもさまざまなバリエーションがあるため、ぜひ雪&雨の時期が来る前にいろいろな商品を実際にチェックしてみてくださいね。

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