カブス・ベリンジャーがオプションを破棄 FAで大型契約を狙う

日本時間11月4日、カブスは今季復活を遂げて好成績を残したコディ・ベリンジャーが来季の相互オプションを破棄したことを発表した。大方の予想通りの動きであり、ベリンジャーはFA市場に出て、打者では大谷翔平に次ぐ2番目のビッグネームとして、好条件の複数年契約を目指すことになる。また、カブスは救援右腕ブラッド・ボックスバーガーの来季オプションを破棄したことも発表。ボックスバーガーは今季22試合の登板で防御率4.95と精彩を欠いていた。

現在28歳のベリンジャーはメジャーデビューした2017年にいきなり39本塁打を放って新人王、2019年には打率.305、47本塁打、115打点、15盗塁、OPS1.035の大活躍でMVPに輝くなど、ドジャースの中心選手として活躍していたが、2020年以降は低迷が続き、昨年11月にノンテンダーFAに。その後、1年1750万ドル+相互オプション1年の契約でカブスに加入していた。

今季はチーム状況に合わせて一塁と中堅を兼任しながら130試合に出場し、打率.307、26本塁打、97打点、20盗塁、OPS.881の好成績をマーク。全盛期ほどではないものの、4年ぶりに20本塁打&90打点をクリアし、打率と盗塁では自己ベストを記録するなど、復活を印象付ける1年となった。7月には自身2度目の月間MVPを受賞し、メジャーリーグ選手会が選手間投票で決定するナ・リーグのカムバック賞にも選ばれている。

カブスがベリンジャーに対してクオリファイング・オファーを提示するのは確実だが、ベリンジャーは各メディアのFA選手ランキングで打者では大谷に次ぐ2番手という評価を受けており、複数のチームから大型契約のオファーが届くことになるだろう。カブスは有望株ピート・クロウ=アームストロングがベリンジャーの後釜となる正中堅手候補に挙げられており、無理にベリンジャーとの再契約を目指さない可能性もある。移籍先の候補としては、ジャイアンツ、ヤンキース、マリナーズなどが挙げられている。

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