初対面の犬に絶対してはいけない『間違った挨拶』4選 その方法に「つい見ちゃうから気をつけよう」

初対面の犬に絶対してはいけない間違った挨拶

人は挨拶をしているつもりでも、初対面の犬には挨拶として受け取ってもらうことができない場合があります。

親しい犬には挨拶として受け取ってもらえることも、初対面の犬には(何だこいつ!?)と思われてしまうことがあるのです。

そして、犬と同じくらいその犬の飼い主も、恐怖や警戒の気持ちを強くしてしまいます。

とくに警戒心の強い犬の場合は初対面での挨拶が肝心で、間違った挨拶をしてしまった後、全くコミュニケーションをとることができなくなってしまうこともあります。

初対面の犬に絶対してはいけない間違った挨拶について解説しますので、「いつもやっちゃってるな…」という方は、最後に解説する初対面の犬との正しい挨拶の仕方もぜひ覚えてくださいね。

1.笑顔で見つめる

初対面の犬に絶対してはいけない間違った挨拶は、笑顔で見つめることです。

笑顔で見つめていれば、犬の方から喜んで来てくれるのではないか、と考えてしまう人もいらっしゃるようです。初対面の犬は絶対に来てくれません。笑顔を返してくれるどころか、警戒した怖い表情をします。

犬の目をジッと見つめることには、「警戒」「敵意」などのネガティブな気持ちだと捉えられてしまいます。犬は(あの人は私のことを警戒しているんだ)と思ってしまうんです。

たとえその人が笑顔であっても変わりません。

2.「かわいいー♡」と言いながら近づく

初対面の犬に絶対してはいけない間違った挨拶は、「かわいいー♡」と言いながら近づくことです。

何がダメなのかと言いますと、人の方から初対面の犬に近づく、という行為です。正しい挨拶を終えるまでは、自ら犬に近づいてはいけません。

犬が飛びかかられたり、咬みつかれたりしても仕方のない危険な行為です。

3.「こんにちはー♡」と言って撫でようとする

初対面の犬に絶対してはいけない間違った挨拶は、「こんにちはー♡」と言って撫でようとすることです。

こんにちはと声をかけたことで、挨拶をしたつもりかもしれませんが、絶対にダメです。いきなり撫でるという行為は、犬が(攻撃されるのではないか…!?)と、危険を感じる行為です。

実際に手をがぶりと咬まれてしまった経験を持つ人は多いものです。子供であったらどうでしょう。トラウマになり、犬を怖いと感じるようになってしまったり、犬を嫌いになってしまったりすることがあるのではないでしょうか。

4.大きな声で「わんちゃーん!」と言って駆け寄る

初対面の犬に絶対してはいけない間違った挨拶は、大きな声で「わんちゃーん!」と言って駆け寄ることです。

大きな声を出すことも、駆け寄ることも、どちらもダメです。犬が恐怖や危険を感じる行為です。

大人の方にはないことかもしれませんが、子供にはよく見られる行為です。犬好きなお子さんには、初対面の犬にしてはいけないよ、ということをぜひ教えてあげてほしいです。

初対面の犬との正しい挨拶の仕方

初対面の犬に対してNGな挨拶方法を理解したところで、ここからは正しい挨拶の仕方について解説します。しっかりと確認しておきましょう。

飼い主に挨拶をすること

まずは飼い主に挨拶をしましょう。犬は飼い主がどのような対応をするのか、どのような態度で接するのかを見ています。

飼い主の反応によって、犬も自分がどのように対応するかを考え、判断し、行動します。

犬の方から近づいて来てくれるまで待つこと

犬を見かけたら、まずその場にしゃがんでください。犬があなたに興味を持ってくれれば、犬の方から近づいて来てくれますので、それまで待ってあげてください。

もしも犬の方から近づいて来てくれない時は、その場でのスキンシップやコミュニケーションは諦めた方がよいでしょう。

そーっと手を差し出すこと

犬の方から近づいて来てくれたら、そーっと手を差し出します。「パー」よりも「グー」の手の方がおすすめです。

人の手は犬の顔よりも大きいことがあります。威圧感を与えることがないよう、少しでも小さく見せるために「グー」の手がよいのです。

手を差し出す目的は、においを嗅いでもらうことです。犬はにおいからあなたの情報を得るために手のにおいを嗅ぎます。犬同士の挨拶であれば、お互いのおしりのにおいを嗅ぎ合うものです。

まとめ

初対面の犬に絶対してはいけない間違った挨拶を4つ解説しました。

  • 笑顔で見つめる
  • 「かわいいー♡」と言いながら近づく
  • 「こんにちはー♡」と言って撫でようとする
  • 大きな声で「わんちゃーん!」と言って駆け寄る

そして、初対面の犬との正しい挨拶の仕方は次の3つです。

  • 飼い主に挨拶をすること
  • 犬の方から近づいて来てくれるまで待つこと
  • そーっと手を差し出すこと

挨拶はここまでです。犬に触れることができるかどうかは、飼い主が判断します。「触っても平気ですか?」「撫でてもいいですか?」と尋ねてください。飼い主は、愛犬の反応や態度を見て判断します。

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