【アルゼンチン共和国杯/穴ライズ】「ゼッフィーロにも劣らない府中巧者」 単勝オッズ“30倍台”の爆穴

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■グランオフィシエ

2走前の七夕賞は、後方追走から直線勝負に賭けたが末脚不発で13着、そして前走の新潟記念でも11着と、ここ2戦連続でフタ桁着順に敗れているグランオフィシエ。ただ、前走は勝ち馬ノッキングポイントから0秒6差、次走で京都大賞典を制する3着プラダリアとは0秒3差と、着順の数字が示す以上に中身の濃いレースだった。

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東京コースを得意としており、2000m以上では掲示板を外したことのない府中巧者。それを体現したのが、東京芝2400mで行われた3走前のメトロポリタンSで、9番人気と戦前の評価は低かったものの、道中で内々をロスなく立ち回り、4頭一団となったゴール前の追い比べも制してオープン初勝利を飾っている。この時の3着馬は、今回のレースで人気の一角に支持されているゼッフィーロ。同じ府中なら、再度先着するシーンがあってもいい。

近2走は2000mを使われていたが、ズブさが出てきたこともあり距離延長はプラス。中間はウッドで自己ベストをマークするなど、連敗のダメージもなさそうだ。条件を考えれば過小評価なのは明らかで、馬券妙味たっぷりの爆穴馬。買い目には加えておきたい一頭だ。

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著者プロフィール

山田剛(やまだつよし)●『SPREAD』編集長
元・競馬月刊誌の編集長で、現在はスポーツの未来を読みとくメディア『SPREAD』の編集長。1995年マイルCSの16番人気2着メイショウテゾロの激走に衝撃を受けて以来、穴馬予想を追求し続けている。「ウマ娘」はゴールドシップ推し。

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