歳末助け合い美術展 最終盤 5日まで、ファンら意中の品入札

秀作が並ぶ会場で品定めする来場者

 国内外の芸術家や著名人の作品などを集めたチャリティー展「第76回歳末助け合い美術展」(山陽新聞社会事業団主催)の会期は5日まで。会場の山陽新聞社(岡山市北区柳町)には最終盤の4日も美術ファンらが次々と訪れ、意中の品に入札した。

 363人・団体が寄せた工芸品や書、絵画など約470点を展示。備前焼の岡山県重要無形文化財保持者・吉本正さん=備前市=が手がけた「備前四方皿」、日本芸術院会員の書家高木聖雨さん=総社市出身=の「不愧少遊」といった秀作のほか、フィギュアスケート五輪メダリスト高橋大輔さんの色紙などが並ぶ。

 訪れた農業の男性(65)=倉敷市=は「普段なかなかお目にかかれない、いろいろな種類の作品と出合えて癒やされた」と話した。

 午前10時~午後4時。入場無料。落札結果は会期終了後、郵送で通知する。11、12日に山陽新聞社で代金と引き換える。落札後のキャンセルはできない。概要は同事業団のホームページで確認できる。

 4日までの追加寄贈者は次の方。(敬称略)

 【日本画家】熊谷理慧古(宮城県)

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