『青空レストラン』鹿児島・辺塚集落 幻の『辺塚だいだい』をエサにしているカンパチの香りにビックリ!

俳優・北乃きいと、お笑いコンビ・ダイアンのユースケと津田篤宏が、11月4日放送の『満天☆青空レストラン』に出演。宮川大輔とともに鹿児島県肝付町辺塚(へつか)集落を訪れ、特産の果実『辺塚だいだい』料理を堪能した。

だいだいは、実が熟しても木から落ちず、二代に渡ってなり続ける事から、その名がついたともいう。特に辺塚だいだいは苦みが少なくまろやかな酸味で、果汁の量も多いのが特長。

まずは、ポン酢作り。苦みのある皮をむき、絞った果汁をしょう油とみりんの中へ。最後に皮を少し加えて『辺塚だいだいポン酢』の出来上がり。これを、揚げたての唐揚げに豪快にかければ、脂のくどさが無くなり、さっぱりとした味わいに。ひと口食べた北乃は、身をよじらせながらしばらく無言の後「おいしい、さっぱり、だいだいがいいアクセント」と、その味を表現。そして、ダイアン・津田は「さわやか・・・ゴイゴイスー!」と、得意のフレーズで決めた。

さらに、もうひとつの調味料『ででこしょう』作り。地元の辺塚集落では、だいだいの事を“でで”と言い、これは柚子こしょうの柚子(ゆず)の代わりにだいだいを使った調味料。皮を粗く削って果汁を搾り、そこに塩と青唐辛子を入れてミキサーにかければでき上がり。

これを使って作るのが、しょうが焼きならぬ『こしょう焼き』。フライパンで豚肉を焼き、タマネギを加えて、最後にしょう油とみりん、酒を合わせたタレと『ででこしょう』を投入。それを、フライパンの中に回しかけると、食欲をそそる香りが漂い、一同は「うわ~」と大歓声。
最初に試食したダイアン・ユースケは、なぜか口には入れず、ずっと匂いを嗅いだまま。相方の津田から「早よ食えや! 警察犬か!」と突っ込まれ、ようやく口の中に。すると「うわ、ででこしょうと豚肉の脂が合って、めちゃくちゃおいしいです」と、感激の食リポ。

『こしょう焼き』

続いての一品は、辺塚だいだいを使ったスイーツ『シフォンケーキ』。卵黄、砂糖に『辺塚だいだい』の果汁をたっぷり加えてかき混ぜたら、皮を細かく刻んでグラニュー糖で炒めて作ったピール、そしてメレンゲを加えて容器に流し込み、焼くこと40分。ふっくら焼き上がったケーキを食べたダイアン・津田は「おいしい、最高。いつでも食べられますわ」と、ボケたものの伝わらず、地元の人は苦笑い。

『辺塚だいだい』を使ったシフォンケーキ

最後に登場したのは『辺塚だいだいカンパチ』。辺塚だいだいを混ぜたエサで養殖しているため、ほんのり柑橘(かんきつ)の香りがする絶品の身に。まずは刺身で食べると、宮川は「おいしい、甘いし生臭くない」と、感動。

そして、本日の乾杯メニューが『みぞれ鍋』。ダシと大根おろしを入れた鍋に、カンパチやマイタケ、ネギなどをドッサリ。仕上げに、輪切りの『辺塚だいだい』をまんべんなく入れてでき上がり。一同が声をそろえて「おいしい」「さわやか」と喜ぶ中、北乃が突然「あの…いいですか?」と、ポツリ。そして「ででこしょう、もらってもいいですか」と言い出すと、宮川たちは「あ~! ずるい! それは最高」と、北乃のナイスアイデアに感心。食べた北乃は「うわ~おいしい!」と、本日一番の大声で絶賛しながら、深くさわやかな味を堪能していた。

写真提供:(C)日テレ

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