世界遺産「日光の社寺」がある栃木県日光市山内エリアで紅葉が見頃を迎え、木々の鮮やかなグラデーションが訪れた観光客を魅了している。
小杉放菴(こすぎほうあん)記念日光美術館から二社一寺へ向かう途中にある「華蔵院(けぞういん)の坂」では4日、沿道の木々が美しく色づき、行き交う観光客は、赤や黄に染まる紅葉を写真に収めるなどして秋の景色を満喫した。
山内のレストラン「妙月坊(みょうげつぼう)」を経営する和智士朗(わちしろう)さん(61)は「夏の暑さで心配したが、山内もきれいに紅葉している。場所によっては、今月後半ごろまで楽しめるのではないか」と話している。
中宮祠の県日光自然博物館によると、高地の奥日光では紅葉が終盤を迎え、見頃のエリアはいろは坂より下の地域に移ってきている。